自分で“自由の定義”を決めていますか? 自由を失う8つの大きな要因〜後編〜
目的と手段の違いを理解していますか?
自由を失う8つの大きな要因〜5つ目、6つ目〜
こんにちは。
トランスフォームマネジメント代表の梯谷です。
前回の記事で、自由を失う大きな要因は8つありますとお伝えしましたが・・・。
今回は残りの4つについて解説をしていきます。
それでは、5つ目。
これはものすごい重要です。
ポジティブかネガティブにこだわるというモノ。
例えば、ネガティブは避けなきゃみたいな事です。
また、間違ったプラス思考、ポジティブ思考と言うのが蔓延しちゃってるわけです。
本当は悲しいのに、ポジティブに考えなきゃとやっちゃうんですね。
本当はすごく落ち込んで悲しくて泣きたいのに・・・。
人に心配かけるから笑顔でいなきゃ、元気なふりしなきゃ。
こういう状態を、ポジティブぶりっ子と呼びますけど、体やられます。
間違ったプラス思考が原因ですね。
そして重要なのは、ポジティブもネガティブも両方同時に存在している。
この事実に気づく事です。
陰陽対極図というのが、あります。
白と黒の勾玉が絡み合ったような、アレです。
陽の部分か、陰の部分。
このどちらかからしか、人は見たがらないんです。
これはポジティブだ、これはネガティブだ、そういう感じです。
でも、実際には、陰と陽、ネガティブもポジティブも、ワンセットで一つなわけです。
両方同時に存在していると見ていく感覚が必要ですね。
一見ネガティブだと思っている事に、ポジティブな側面も必ずあるんです。
同時に発生しています、ただ見逃しているだけの話で。
逆にポジティブな面にも、ネガティブな面が必ずあります。
つまりポジティブもネガティブもない。
この感覚ですね。
ポジティブもネガティブも正しいも間違っているも、ないと。
自由さを得るためにはこの感覚が必要です。
両方同時に存在している事に気づいていくというイメージです。
それでは、6つ目。
ネガティブな要素を活用していないというのがあります。
孤独とか絶望感だとか、苦悩する感じとか、無視されてる感じ、自分を恥じてる感じ。
これらのネガティブな感覚を、人は避けたがりますが・・・。
全部利用したほうがいいんです。
避けようとするからおかしくなるんです。
例えば、孤独感ってのはめちゃめちゃ重要な感覚です。
愛されてない感覚っていうのはものすごい大切な感覚です。
人から認められてないという感覚ってものすごい大切な感覚です。
避けるべきものじゃないわけです。
そこを多くの方は、解釈を間違えちゃんですね。
この超重要な感覚に気が付くと、子どもは愛しちゃダメなんだなとか気づきます。
世の中の常識は、真実とは、全部真反対な事を言っているなと思います。
モンタギューという哲学者がいるんですが、彼がこんな事を言っています。
触れられないで育った子どもは将来人間以外の何かになる。
ちょっと意味深な事言ってるんですね。
私も最初は、例えば犯罪者になるだとか、そういうダメな人間になっちゃうのかな。
こういう事を言いたいのかなと思ってたんです。
でも、ちょっと待てよと。
モンタギューはとんでもない事を言ってるぞと。
彼は気づいてるんだなって思いました。
触れられないで育った子どもは人間以外の何かになる。
ここじゃ言えないですが、とんでもないものになるわけです。
だから愛さない方がいいんだなとつくづく思います。
このネガティブな要素を活用していくというのは、自由さを取り戻すコツですね。
活用してないと自由さを失います。
ネガティブをただ避けようとしているとうまくいかないです。
目的と手段の違いを理解していますか?
自由を失う8つの大きな要因〜7つ目、8つ目〜
そして、7つ目。
先ほど言った、安心感やリラックス感を求めてしまう事です。
人間は進化していたい、成長していたい動物です。
そして、進化成長の過程では失敗はつきものなんですね。
どんどんチャレンジして進化するのは新しい事を生み出すという事ですから。
失敗なんて、元々つきものなんですよ。
うまくいかないというのは、つきものなんですよ。
それを、失敗、進化、成長なんてしたいくない。
安心したい、落ち着きたいんだ、これが続いてしまうと、体やられます。
最後に、8つ目。
象徴的な行動をしない、という事です。
自分は自由だ、こう感じる象徴的な行動をしない。
分かりやすく言うと、本当の自分の行動を取っていない。
こんな状態ですね。
この8つの要因が、自由さを失う大きな要因としてあります。
そして、別な側面から言うと重要なのが、8つの行動、8つの要因・・・。
重要なのは、全部これらは、他者原因型の状態な訳です。
自分が正しくて誰かが悪くて、自分が原因じゃなく、あいつがいけないんだ。
こう世の中を見ている状態ですね。
病気というのは悪者で、病気というのは避けたいモノ。
こんな風に、他者原因型で世の中を見ていると・・・。
つまり自分は見えない何か、悪いモノに脅かされている。
こんな前提で話が進んでいくわけですね。
だから自由さを感じなくなります。
だって、いつも私は悪い何かに脅かされているから。
こんな前提がつきまとうので、自由さというのを感じなくなります。
それに対して、有効な考え方は、全部自分原因型で見ていくんです。
この病気はこういう目的で、自分が作り出したものだ。
こういうネガティブな感覚は、こういうために必要だった感覚だ。
愛されてない感覚は、このために必要だったんだ。
認められてない感覚は、このために必要だったんだ。
もともと自分は、こういう生きる目的のためにこの感覚をわざわざ引き寄せたんだ。
全部自分原因型で見ていくんです。
そうすると何が起きてくるのか?
結局、自分が原因で全部作ってるんじゃない?という事です。
世の中全て自分次第じゃない?
こんな感覚が湧いてくるんですね。
病気をやるのも、事故を起こすのも、何をやるのも、結局自分次第じゃない。
初めて自由だと気づくわけです。
自分次第じゃない、何もかも。
自由じゃない、そもそも。
病気やるのも自由だし、健康でいるのも自由だし、自分次第じゃない。
こんな感覚になってくるわけです。
自分原因型で見ていくと、そういう感覚が芽生えてくるわけです。
そして、自分は自由だという事を、初めて感じ始めるわけですね。
それを、他者原因型で勝ち負けにこだわったり・・・。
正しい間違ってるにこだわったり・・・。
これらをやっていくと、自由さを失っていきます。
他者原因型で世の中見ることになっちゃいますから。
これが、自由という事の定義を考えていく、一つの重要な要素になっていきます。
自分原因型で全てを見ていくという事ですね。
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