不安や悲しみ、恥や罪悪感・・・ なんのためネガティブな感覚を体験する?
人生において何を避けたいと思っていたか?
あなたは考えた事がありますか?
こんにちは。
トランスフォームマネジメント代表の梯谷です。
自分は何を避けたいと思って生きていただろうか。
考えてみた事はありますか。
それをちょっと見直していきます。
下という概念があるから、上という概念があるように・・・。
恥という感覚があるから、自分は素晴らしいと気づく事もできる。
罪悪感がある事によって、その対比として、優しさという概念も存在できる。
病気になって初めて健康の素晴らしさに気づく事もできる。
何かを対比させるために、存在させるために、ネガティブな感覚はあるわけです。
深呼吸も大きく息を吐ききると、大きく吸わざるを得なくなるわけです。
大きく息を吐ききるから、新鮮な空気が入ってくるわけです。
ジャンプする時だって、立ったままだとジャンプできません。
大きくしゃがむから、ブワっと飛び出せるわけですね。
マイナスなモノがあるから、プラスなモノが取り込める。
こんな関係性があるわけです、この世界にはですね。
不安や罪悪感、恥ずかしさ、悲しさは欲しくない、ではなく・・・。
これらはなんのために必要だったんだろうかと。
今回は、それをちょっと考えていきます。
自分は、どういう心理的感覚を避けたいと思っていたんだろう。
その避けたかった心理的感覚は、何のために必要なんだろう。
何を気づかせるために自分は味わっていたんだろう。
それをちょっと考えていきます。
どういう状態や様子が、自由や愛、幸福感がない状態だと思っていたか。
人生において何を避けたいと思っていたか。
どのような心理的状態、心理的感覚を欲しくないと思っていたか。
じゃあ、それって何のために必要だったんだろうか。
例えば、罪悪感を感じる事により、罪悪感で苦しんでいる人に共感できると。
そして、その罪悪感がある事により、対比として優しさという概念が存在できる。
その罪悪感を許す事も体験することもできる。
その罪悪感を感じた状態から、対比として愛しさや喜びが存在できる。
人間というのは、順風満帆な人には惹かれないんです。
例えば、すっごい幸せな人がいて、ちょっとわかりやすく言うと不幸な人がいて。
すっごい幸せな人は、不幸な人に言うわけです。
あんたも幸せになりなさいとか言うわけです。
あんたに何がわかるのよ、私の苦労知らないでってなるわけですね。
あんた苦労したことないでしょみたいになるわけです。
でも、私はすっごい苦労をして、それを乗り越えてきた人だったら・・・。
説得力があるわけですね。
この人は確かに苦労してきて、すごい波乱万丈あって今の地位があるんだな。
この人そういうノウハウ持ってんだな。
ちょっと話聞かせてくださいとなるわけです。
そのためには、いろんな体験が必要だったわけです。
その方が説得力持たせられるからです。
つまり、色んな体験してきた人の方が、その体験を話せる事ができるわけですね。
体験した事がない人に言われたって、説得力ないわけです。
つまり、人に大きな影響を与える事ができなくなっちゃうんです、体験してないと。
そのためには、ネガティブな感覚を体験しておく必要があるわけですね。
だって世の中に影響をもたらすために、となるわけです。
23歳の時に私の人生をひっくり返した、
何気ない一言とは?
以前こんなことがあったんですね。
私が昔、ワーナーエアハードという人のもとで働いてるときでした。
23歳の頃ですね。
そこはもうすごい厳しい会社で、みんな憧れて入るんですけど・・・。
厳しすぎてすぐ辞めちゃうんです。
平均勤続年数が、1ヶ月半みたいな会社です。
勤続年数どころじゃないです。
みんな憧れて入るんですけど、すぐ辞めちゃうんです、厳しすぎて。
私もちょっと憧れて入って、これ無理だわって思ったんですね。
厳しいというか、目標が高過ぎるんですよね。
もう無理ですよみたいな、目標だったんです。
本当私も、もうダメだと思ったんです。
噂には聞いてたけど俺もうついていけないと思ったんですね。
でも、自分から頭下げて入ってますから、ちょっとやそっとじゃ辞められないだろう。
こう思ったんで、言い訳考え始めたわけです、辞めさせてもらうための。
言い訳考えて、社長室に言ったんです。
向こうも気づいたんでしょうね、こいつ辞める気だなと思ったんでしょうね。
もうとにかくネガティブな言葉を全部並べ始めました。
私はバカで、アホで、セコくて、スケベで、ダメな人間なんです。
こう言い切ろうとした時でした。
知らない間に私の後ろに、社長が立たれてたんですね。
知らない間に立ち上がって、社長が私の背中越しにいたんです。
それで、バーンって叩かれたんです。
「だからこそ、同じような人間に貢献できるんじゃないですか?」
突然言われたんです。
その時、私、そっか、と思っちゃったんです。
あれ、私何言ってんでしょうってなったんです。
あ、それもそうですよねえ、って出てきたんですよ、部屋から。
そっからですね、人生変わってきたの。
そうか、と。
このダメな自分の要素が全部役に立つのかと。
あれ、と思い始めたんです
全部ネタじゃんと。
確かに順風満帆な人には惹かれない。
そういうとこから這い上がってきた人だから、説得力持たせられるわけですね。
人に世の中に影響もたらすことができるわけです。
あ、全部ネタじゃんと思ったわけです。
そっから私這い上がってきたわけです。
これはもう豊富にネタがあるぞと。
だから、そういう人たちに寄り添えるわけです。
いやいや分かるよと。
俺もそういう体験したから分かるよと。
そして、今ここにいるんだよ。
それで、聞いてる方も、あ、なんかこの人方法知ってるんだな。
こうなるわけですね。
そしたら、聞かせてくださいとなってきたわけです。
なんのため自分をムカつかせる人を引き寄せるのか
あなたに何に気付いて欲しいのか
後、もう一つ、重要な例え話をします。
ここに両方同じような絵を書きました。
他人が私が描いた絵に文句を言ってきたと、批判してきたと。
それで、なんかムカつくこいつ。
こんな風に終わっちゃってる記憶が、よくあったります。
誰かに批判されて、自分はその批判に抵抗して言い返せなかったみたいな。
自分は批判された。
こんな嫌な記憶として残ったりするわけですね。
でも、この例え話を、自分原因型で考えるとどうでしょう。
なんで私は、あの人に批判させたんだろうと考えてみます。
なんで私はあの人に批判させたんだろうか。
そうすると、ちゃんと原因が見つかります。
ほとんどがこういうことなんです。
未来の自分が、批判する人をよこすんです。
批判されて言い返せなかった。
つまり、パソコンのコンピュータのプログラムでもバグと呼ばれるモノです。
バグって盲点ですよね、コンピュータプログラムの盲点。
その盲点を突いて入ってくるのがハッカーなわけです。
色々ウイルス仕掛けたりして、悪さします。
人間にもそのバグみたいなのがあるんです。
つまり、本当の自分が、未来からそういう使者をよこして・・・。
「あなた、この分野について自分の価値観まだはっきりしてないんじゃない?」と。
だからそれに気づかせるために、そういう人間を送り込んどくから、と。
こういうロジックなわけです。
で、批判される、言い返せなかった。
言い返せないって事は、価値観がハッキリしてないから言い返せないわけです。
いやいやいや、私はこういう考えなのよ。
あなたとは価値観が違うね。
価値観があれば、こんな風に言い返せるわけです。
でも、価値観がないと言い返せないわけですね。
要は、自分のバグ、盲点に気づかせるために・・・。
そういう人を本当の自分が引き寄せてたりするわけです。
今のうちに、このバグ、盲点埋めときな。
後から誰かから突っ込まれちゃうから、今のうちはっきりさせておきなよ。
そのために気づかせるために、そういう突っ込んでくれるハッカーみたいなのを・・・。
送り込んでおくからってなったわけです。
ああ、ここでその盲点やバグに気づいたわと。
今のうちに価値観ハッキリさせとこう。
今度言われたら、こういうふうに切り返そう。
そしたら、この人は感謝の対象になってくるわけです。
いや、あの人のおかげで自分は価値観ハッキリできたわと。
本当の自分の価値観がまた一つハッキリしたわと。
また、本当の自分の輪郭がハッキリしてきたとなるわけです。
そういう関係性があるわけです。
単純にムカつくやつだ。
こう見る事も、他者原因で見る事もできます。
ただ、自分原因で見ると、あ、あの人のおかげでこれ発見できたわ。
とか、盲点発見できたわ、となるわけです。
そのためには、自分をムカつかせるっていうのも、必要だったりするわけです。
後、以前こんなのもありました。
私はですね、27歳で独立開業して、起業して苦労してたわけですよ。
当時は、稼げなくて。
私の友達で、いわゆるデイトレーダーやってる人がいたんですね。
株の売買だけで金稼ぐみたいな。
その友達見ててイライラしてたんです。
こいつ働かねえで稼ぎやがってみたいに。
で、ちょっと振り返ったんです。
なんで俺イライラするんだろう。
なんでわざわざそのイライラする友達を見る必要があるんだろうと思ったんです。
自分原因で振り返ったんです。
ちょっと待てよと思ったんですね。
お金は努力して稼ぐべきだ。
こんな信じ込みがあるんじゃないかと発見したんです。
お金は努力して稼ぐべきだ。
こんな信じ込みがあって。
だから努力してないように見える彼を見ると、ムカついてたんじゃないか。
こう思ったんです。
努力して稼ぐべきだ。
これがそもそもの間違いなんです。
努力する事と稼ぐ事。
本来関係がないんです。
努力して稼ぐべきだって考えると、努力する事に焦点が当たっちゃって。
稼ぐ事は度外視になっちゃうんです。
だから、お金は入ってきません。
だから、努力すべきだ!っていう、努力して稼ぐべきだ!
っていう信じ込みがあったから、自分も稼げない。
気づかせてくれたんですね、彼が。
本当の自分が、未来から使者を送り込んできたわけです。
デイトレーダーの友達をですね。
私に大事な価値観に気づかせるために。
ああ、俺努力して稼ぐべきだ。
こんな風に思ってたわ。
しかし、自分原因型で見ると、デイトレーダーの友達は感謝の対象なわけです。
気づかせてくれてありがとねと。
そんな信じ込みあったの気づかなかったわ、だから俺苦労してたんだわと。
この一件から、努力して稼ぐべきだという信じ込みを、切り離しました。
お金稼ぐ、努力しても努力しなくても関係ない、私は必要な金額を稼ぐ。
こんな感じで、信じ込みを再調整したんですね。
で、具体的にはこういう行動をしていくと。
なんのこっちゃない、どんどん収入増えていきました。
ああ君のおかげで気づけたよと。
君のおかげで起業してもうまくいかないっていう葛藤から抜け出せたよと。
こんな感じで、自分をムカつかせる人も・・・。
何か意味があって本当の自分が引き寄せててるわけです。
何かに気づいてほしくて。
こういう事を考えていくと、どんどんどんどん自分がクリアになっていきます。
本当の自分の輪郭がはっきりしてきます。
必要なことなんだ。
必要なことだから起きてたんだ。
ネガティブな事が、こんな解釈になっていきますから。
脳の報酬系が動くようになっていくわけですね。
動きやすくなっていくんです。
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